不合理な私達

wa13.jpg ドイツ語の読書は、自分の興味があるものでなくては読み切れない・・・ これは面白かったので読み切った。行動心理学・人間観察・統計・社会学という分野が気になる人にはおススメ。ダン・アリエリー教授の本。日本語でも出ているらしい。

簡略 要約すると、人間は理性的に考えていると思っていても、実は外界からの影響で、判断がぶれて、不合理な判断をしているということ。人間は怠惰であること、自分にとって楽な方に決断すること、よく考えているようで、実は無意識に動物的に選択肢の中から選ばされていることなど、事例や実験を用いて、人間の「そうなっちゃうよな・・・・」な行動を何例も紹介しています。


それを理解して、不合理であっても、自分が納得した「怠惰」「バランス」「楽になる」決断をするなら、それは構わないということもよくわかります。ずっと突っ走って、何もかも正解で理性に基づいた行動をしなくちゃならないという啓発本ではありませんでした。市場経済の動きや統計の奥にある意外と気づかない要因(記入用紙の文章・感情の処理)が実在するということに気付いたのは、アリエリー教授が若いころの大火傷の入院時の痛み(包帯の交換)という体験をもとに、「なぜ」を追究したからだそうです。


ただ、敢えて、「信頼」 というものを失うと、信頼回復は大変であるということ。意外と「人間味」が経済に反映されていること、自分の感情には寒暖「Kalt ― warm」があるので自分が振り回されないようにしたらよい などアリエリー氏なりの持論もあり、経済学など難しいことはわからない人にも読みやすい本でした。


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有色と白色


 テレビで映画を観ました。「アメリカンヒストリーX」。テレビで放映されるものは選べないので、いい映画に当たったら嬉しくなるよね。この映画は「グローバル」というキーワードが気になる方におススメです。①主人公のエドワード・ノートン氏の演技力。②ストーリーの深刻さとテーマの重さ=ここが『アメリカンヒストリー』。という2点を備忘に書き留めておきます。

① まず1つ目の、俳優エドワード・ノートン氏。 
  201311171939148f5.jpg   ⇒   IMG_6025.jpg 出典:Matome

あまりにも同じ人とは思えない風貌・人格の役作りようにびっくり。ただただ、演技にのまれてしまいました。ずっとイメージでは金髪の小さい薄弱な気弱いシリアスな人だったので、マッチョでドヤ顔のこの変貌振りにびっくり。 それにしても鍛えましたなぁ・・・

② ストーリーの深刻さ・・・人種差別がテーマでした。主義として心酔している人たちは別として、水や空気のように浸透している≪白人至上主義≫が自分の問題だと思っていない人の多いこと-その気づきを促す映画だったのかな。この映画の深いところは、中盤で主人公が「ぼくを助けて。ぼくをここから抜け出させて。」と心の悲鳴をあげるところ。自然に影響を受け陶酔した意識が差別主義だったという青年の気づき、を主人公とともにゆっくり味わいながら、答えを一緒にみつけていきます。ばらしてしまえば、答えは「父親」にいきつくのですが。心情の流れを上手に掴んでいるストーリー展開で、どっぷり主人公に入り込みます。そしてはっと我に返ると家庭での親子の何気ない会話の影響力にぞぞぞーっとしました。憎悪や差別の連鎖から抜け出そうと決意した主人公にほっとするのも束の間、悲劇で映画は終わり、後味も悪く、見た後に様々なことを考えさせられるという宿題つき映画でした。


私は人種差別をしない、人種差別をするなんてダメ!と言いきれる人を私は信じないかな。仕方がないの。これは無意識にやってしまうのです。だから、「やらないように努力する姿」を努力して見せなくちゃいけないんだと思います。やられてもやり返さないと行動で示さないといけないんだと思います。でも思うより難しい。でも努力します。

とろおる



息子は聞きながら子犬のように顔をクッションにうずめて寝てしまいました。 
  

 11歳でも読み聞かせ miminn.jpg



私の幼少期このアニメを見ていたけれど、正直好きではなかったムーミン。
(ゆるキャラ系やぬいぐるみの類を「かわいー」と言わなかった少女。)
今頃ですが、この話はこんなに深かったのかと驚きました。
ムーミンの可愛さにようやく気がつきました。遅い出会い。



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みんな自由に生きて、みんなちぐはぐで、不協和音を奏でながら、通じ合ったり、寄り添ったり、それぞれがそれぞれでいい。静かな世界に自然も優しく、ムーミン谷の一時の出会いと偶然が描かれている。

                癒しの本でした。


へくたぁのたび

      
    
    幸福は数値にできないのか・・・で、
    邦題「しあわせはどこにある」という映画を思い出しました。
    独題「Hectors Reise und die Suche nach den Glueck 」
    
    images (4)

              
    ドイツでは去年公開された映画。下が原作本の独版。
    原作者は仏人のフランソワ・ルロール氏、本職:精神科医。
    仏題「Le voyage d’hector」

       ダウンロード
 
    そっか~~~だから あぴねす なのかぁ。(一人納得。) 
    フランス人はHを発音しないので映画でソレを発見して欲しい。
    (・・・ってか、日本語翻訳ではどうなっているんだろう。)
    
      
    この小説の主人公ヘクターも精神科医。ロンドンに住む独身男性。
    何不自由なく暮らしていた時、ふと聞いた仏女性の「あぴねす」。
    で、ちょっと自分を振り返ってしまった。患者の悩みからも
    幸せの意味が疑問に思え、幸せって感情もわからなくなってきた。
    昔の彼女を忘れられない自分や、今の同棲中の彼女との愛など
    わからなくなってしまった。
       
    そして旅に出るのです。 幸福探し。「あなたは幸せですか。」
 
     IMG_2787.jpg

    幸せはどこにある? って、オチはわかっているんだけど
    そこに辿り着く行程にヘクターらしさが表現されていて
    映画は観ていて楽しく、わっしゃっしゃと大笑いする。
    もう少しファンタジー仕立てでもよかったかな?と思うけれど
    現実的で分かりやすい上海、チベット、アフリカの旅。
    これ以上はネタばらしになるので書きませんが。
    
    結末の展開・脳波を調べる辺りはにんまりでした。
    問題が大きくても小さくても、ココなんだなと思うのですが
    現実問題、人間なかなかそんなに悟れないもんです。
    あと、映画では凝縮しすぎて薄かったのかな、とも思います。
    原作の小説を読んでみたくなりました。
    フランソワ・ルロール氏の他の本が、加藤諦三さんを思わせるものが
    多いので、そっちを読んでもいいかもしれません。
    一番読みたいのは「気難しい人と付き合う方法」という本。
     気難しい人って誰のこと?! 
 
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                う~~~ん いい匂い

ゆうげんとびゅっひゃあ

田舎ではどこの本屋にいっても、売れるシリーズものしか置かないという超合理的な品揃え。編集社に勤めている知人からアドバイス「ブックメッセに行くといいよ」だって。あああああーーー日本の本屋が懐かしい。

息子が学校の図書館で借りている本。10歳児はこの辺りがINらしい。名作とよばれる本を読む子供は少なくなってきているらしい・・・
Percy Jackson and the Titan's Curse (Percy Jackson and the Olympians)Percy Jackson and the Titan's Curse (Percy Jackson and the Olympians)
(2008/05/01)
Rick Riordan

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The Underland Chronicles #2: Gregor and the Prophecy of BaneThe Underland Chronicles #2: Gregor and the Prophecy of Bane
(2010/09/01)
Suzanne Collins

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Eragon (Inheritance, Book 1)Eragon (Inheritance, Book 1)
(2005/04/26)
Christopher Paolini

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 どれもこれも同じような表紙・内容で、つまんない。
 いや!結構面白いよ!


なので目先を変えよう・・・・・最近母が息子に買った本。
Denksport-Physik: Fragen und AntwortenDenksport-Physik: Fragen und Antworten
(2006/11/01)
L. C. Epstein

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日常の謎がクイズ形式で書かれてあり、答えも子供に分かるよう説明されている。二人で読んで考えているが、母物理は才能無し。教えなきゃいけない日本語語彙のヒントにもなるのでイイ。お母さんのドイツ語勉強にもねーイイね。

息子が自分のお小遣いで買った本。

Das grosse Minecraft-BuchDas grosse Minecraft-Buch
(2014/08/01)
Stephen O'Brien

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学校に持っていって、みんなで読んでいるらしい。


日本語では 
五体不満足五体不満足
(1998/10/16)
乙武 洋匡

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         まえがきを読ませたら読み始めた。読みやすいそう。

トリコ 1 (ジャンプコミックス)トリコ 1 (ジャンプコミックス)
(2008/11/04)
島袋 光年

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                 面白いんだってー。

とれーねん1

心のデトックス  というのか、とれーねん・涙があふれんばかりに
どーどー流れた、映画。




夫の友人がおススメしてくれて、夫が見た後、ぜひ見ろと言う、
子供用の映画か何か(ウォレスとグルミッド系)だと思ったのに、
途中でブラックユーモアに私は不機嫌になって、横で大笑いする夫(二度見)を
冷えた眼差しで(なぜこんなものを見せたのかと責めて)見ていました。

ブラックさ加減が酷く、どうして夫は笑えて、私にはしんどかったか、
最後になってわかったーーー時に、どーどーと滝のように泣いたのでした。

人間誰しもあるんじゃないかと 思うけれど、生きるのもしんどいほど
コンプレックスを抱えて生きている人には観て欲しい。
こういうくだりで紹介したくないんだけどな・・・・
続く とれーねん2 とれーねん3・・・・

よみもの

頂き物ブレネッセルの実 0000000f_201502280630163fd.jpgサラダにかける

有名なのに読んでいない本・・・

「五体不満足」

センセーショナルな題名でしたよね。
私は日本を離れていて 情報も浦島たろ子でしたので
その時の様子も乙武さんもほとんど知らないのですが
テレビ出演されているのを最近見て、読みたくなりました。 

いや、読ませたくなった。  ⇒  


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 うーーー 

講談社の1998年刊行本。 - よみがながふってあるし -

 とりあえず、まえがきだけ 読んでみて。

  「えーーー!優しいお母さん・・ 読んでみようかな・・」
  ----しめしめ

話を読んで欲しいというよりも、爽快な文章を読んで欲しくて。
乙武さんが若い頃に書いたものだからか、少し走っているところとか
想いが詰まっているところとかいい。嗜好と直感で気に入ったzo。

心のバリヤフリー   

誰にでも難しいことなので、まず自分から。

Wie der Wind 2

 続き・・・。 映画「風立ちぬ」をここの女の子たちと観賞し、ぼやく。

思春期の女の子の視点は子供でも、「女」なのでしょうか。武器で遊ぶことを極端に避けるような社会で育っているので、ドイツの公園で見かけるようなママの ―嫌悪をあからさまに出した― 顔の子もいた。ドイツは武器を製造して輸出しているんだけどね。思春期の子に『矛盾した大人社会』は許せないものなのかもしれないね。零戦ということよりも一人の日本人の人生の方に興味が沸いていた子もいた。多分こういう風に日本を見たことも無く、こういう風に戦中の日本人の声を聞いたことも無い人たちには想像だにしない、身近に感じる、普通に同じ価値観の人間を発見してくれたのではないかな。


悲しい話なのに表現がとても優しくて、切なさがある。こういうのをアニメで読めて感じられる日本人はいいなぁ・・とある女の子。彼女は「学習系漫画」が読める日本の子供が羨ましくて仕方が無い。常日頃からの口癖が「羨ましい~~」。子供目線の発想の無い国に生まれたことが悔しいそう。(と言っても彼女はここで謳歌しているのですが。)


いやいや、さすが世界の宮崎駿監督です。女の子達はそれぞれに「他の人よりも早く観たぞ!」という優越感を持って帰って行きました。かわいい・・


さて、先日ローカル新聞で、亡くなったユダヤ人の所有物だった楽器を集め、一つひとつの楽器の歩んだ実話を調べ、修復し、それを語りながら、演奏会を行ったという記事を読みました。その一つは、収容所へ送られるとわかり、電車から投げ捨てられ、その楽器の中には手紙が入っていたそう。

地域規模でこういった活動が行われているドイツで色々と想うわけです・・・。日本とは状況が違うし・・と言われるとそうなのだけれども、もっと多角で戦争を振り返ることは日本の課題かもしれないな。

Wie der Wind 1

  Wie der Wind sich hebt と独題のついた日本映画

風立ちぬ [DVD]風立ちぬ [DVD]
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ドイツの女の子数人と一緒に観てみました。
日本語で聞いて、ドイツ語の字幕で。

ドイツのユンカース博士の話なんて、「あのオジサンがぁ??」なんて。さすが、戦中の流れをよく勉強しているだけあって、イメージと違うオジサン像に大笑いする子達。この博士登場で映画の意味がさっくりわかる・・・というのがすごい。このすごさ・・・、戦後史実認識・国民の姿勢、改めて私が驚いた。(私が知らな過ぎ・・?!)

最初は「戦争」関係の映画は観たくないという子もいたけれど
悲惨な戦闘シーンは無いよ、ということで観賞。

こういうアニメを観たことが無いな・・と話す。
どこの国にも戦争をしたくない人がいたんだ。
でも巻き込まれたんだ。なぜ・・・。


Hayao Miyazaki  と言うと、トトロ、千と千尋のイメージなので、ぽわわわ~ん とした不思議なイメージを想像していたのが重いテーマに。まだドイツでは公開されていないということで皆観たかったのだけれど、あれれれ~な顔。

もう少しこの子達の動揺を掘り下げてみたいので 次回に・・・

夜博物館3明日から・・

ポスター A4 パターンL ナイト・ミュージアム3 エジプト王の秘密 光沢プリント ナイト・ミュージアム3 エジプト王の秘密





ナイトミュージアム3 を観てきました。

ロビン・ウイリアム氏の遺作になったのですよね。
ボーっとしていたので「CG?」と驚いた。永眠されてまだ日も浅いはず、
撮影を終えて亡くなったことも知らなかったので、動揺。
最初から最後まで、ウルウルしつつ見てしまいました。



主人公の夜警ラリーが

    「明日      (からどうやって生きていこう)」と呟くと

大統領が

    「は素晴しい日(簡略)になるね!」  と微笑むのです。

    
     ご冥福をお祈りします。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

映画は、父子関係の絆にフォーカスされていました。父親が自分の背中を見せることで子供の心を動かすという毎度のパターンの思春期バージョンでした。3作目の今回も大いに楽しめた。子供には博物館見学にロマンというのか、個人感情移入で学びに遊び(意欲)が注入される。これで完結なのかなと思うと淋しいな。

エジプト、ギリシャからの返還要求などをよく聞く大英博物館が今回の舞台。ここでも歴史認識の違いや価値観の違いや情勢、歴史的文化財保護の論争など、事情がある。これ一つとっても、世界平和を求めて止まない、人道的見地の文化知識人(皮肉です)には、西欧思想に圧倒されている後手の国々の傷心×怒りは見えないのか・・なんて複雑に思うわけです。当事者同士になってしまうともう、解決の糸口は見つからないことなのかもしれない。でも目の前で起きている暴力には備えなければならないのですね・・・。ドイツでも警察が大々的にテロ対策の態勢を発表しました。デモも多いし、人の集まるところには行かないなど個人も気をつけるしかないですね。

 シホさん
コメントのお礼が遅くなりました。ありがとう!どうぞどうぞまた教えて下さいね。コメント嬉しいです。


語る側のボタンのかけちがい2―パリのテロ

映画「Der Medicus」は、イブン・スィーナーという偉大な師に英孤児が医学を教わり帰郷してそれを伝えるという話。

シルクロードを基準にすると果ての地イギリス、の孤児が主人公で、人の死を予知できる能力を持っている。中世のバーデ(独バードマイスターと言えば、プールの監視員という意味ですが、病気関係の監視員=「医者」という意味で、バード/デと呼ばれていたそう。)に育てられ、治療の未熟さで救える患者も救えないこと(特に母親のこと)を始終考え、自分の特殊能力と医療知識向上のため、人づてに聞いたイスファハーンの世界一の医学の師の元まで旅をする。道中の砂漠で出会う女性(原作では違う)、ユダヤ教に改宗すると見せかけたり、医学生の友人や、シャーとの友情、他部族の襲来など・・・波乱万丈人生が濃い物語になっていて感慨深い。


義母が「映画は原作よりも暴力的な描写が多くて若者向きなのかしら」と。ドラマ仕立てにするにはバイオレンスが必要なのか、中世の悲惨さはこうだったのか。映画は万人に好まれるように山場もいくつかあった。原作は旅が長いからと夫。


ここ暮らしで気になる・・・時代考証不足や自己価値観で世界を語る癖、米人作家だけれど独映画監督にも。悪者=野蛮=ダーク色。十字軍の遠征、開拓時代・・・語る側のボタンの掛け違い(偏見・他文化不理解)で、今の対「異」への排他的社会の歴史を繰り返しているのかもしれない。(ここにこだわるのも、また、私の偏見かもしれないけれど。)見る立場の生きている状況によっては「嫌悪」も生まれる映画かもしれない。ダーク色(悪者)にされる人たちに心の余裕が無い時誤解が生じてくる。


年末にここまで書いて放置していました、その後パリの事件が起きました。ここの辺りが西欧諸国とアラブ諸国のボタンの掛け違いで、また映画でも垣間見られた、西欧諸国の何と言うか世界の見方、表現の仕方の思いやりの無さ。表現の自由や倫理よりもどうにも生活に窮している人たちがいることを想像する力の無さ、配慮不足のために起きる衝突。痛ましくおぞましいテロ行為に対しては淡々と書きたくないけれど。


ドイツからイスラム国へ志願したり、欧州でテロを起こそうとする人たちは、自分の育った環境で傷つき、純粋に、この価値観の違いと闘ってしまっている。暴力と言う手段に出るのは間違いだけれど、それも欧州の上から見下ろす常識への抵抗の形。イスラム国に利用されてはいけないよ、とどうして同じ言語を話す隣人同士で助けないのか・・。共生のまだまだ難しい所なのか。

イスラム圏の人たちと比較的摩擦無く親しむことが出来るアジア人は、闘ってはいけないですね・・・。集団的自衛権?日本人に出来ることはそれじゃないのに・・・・

ボタンの掛け違い1

年末の29と30日の二夜連続で、下の映画がテレビ初放送。
米作家ノアゴードン氏の原作「The Physician」を独監督が映画化。

The PhysicianThe Physician
(2012/09/04)
Noah Gordon

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本を読んでいた夫と義母が、絶対おススメ!と言うので
ポテチを用意してファミリーMovieデイ。独題『メディクスDer Medicus』

     
Der Medicus: Roman (German Edition)Der Medicus: Roman (German Edition)
(2013/10/14)
Noah Gordon

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・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

史実をネタにした壮大なファンタジーの物語。映画用に原作とは違うストーリーで、コンパクトになっていました。イギリスの舞台は、映画パフュームのような中世の薄暗さと粗雑な暮らしの様子が表現され、そして主人公ロブにとって異国・憧れの地イスファハーンは、絵本に出てくるような砂煙のアラビアが映し出されていました。モロッコでロケと聞いたかな。

 
この原作本はスペインとドイツで特に流行ったそうです。勝手な想像ですが、コルドバなどシルクロード・オリエンタルの影響や恩恵、学問探求心の強さ、医学典範など優れたものに敬意を抱く気持ちの大きさとか、国民全体の知識欲も窺える、医学史にも魅了されるのではないのかな。宗教・人種・文化、その時代の波など考えさせられる。


余談話は、次回。





四項関係

疲れすぎて眠れぬ夜のために 角川文庫疲れすぎて眠れぬ夜のために 角川文庫
(2012/10/01)
内田 樹

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前後関連も無く、突然、抜き出した章ですが、気になったので紹介します。
本来の親族基本構造は、四項関係であるべき   だそう。
レヴィー・ストロース(仏社会人類学者)の思想だそうです。

四項をくだいて書くと、
例えば≪寅さん≫≪妹の桜≫と≪桜の夫≫と≪桜の息子の満男≫。
 「核家族  +  うるさい おじさん・おばさん」関係。
 親の代に親と同性の大人がいるということ。

夫婦でやるとぶつかることを、父親と叔父さん、母親と叔母さんがやる。
「もし、きっちりとディベートで展開されれば、論争の仕方や説得の仕方、そして論争に負けた場合の引き際、特に『論争における正しい負け方』を学ぶのは貴重な機会です。(中略)親権の行使に対して、親たちの兄弟姉妹が横から介入してくる、人類学によれば、これが本来の親族の最小単位なのです。」(文中より)

「核家族」のあやうさから起きている個人の問題から社会問題までをよく考えます。誰にだって切っても切れない「身内との縁」。結婚すると新たな家族パターンに慣れるまでに時間がかかる場合も。ドイツ人だから家族観は違うか?って問われたら、「突き詰めたら同じ」と答えます。習慣(表面的な癖や言動)は違っても、根本は変わらないと思う。アプローチの仕方は変えるけれど。


『閉鎖的で、密閉的な家を好む人が増えてきている。学校でも家庭でも同じような喋り方をし、公私のふるまいを切り替えられない親子が増えている。家を開放的にすること、温かく親しみある家庭というのは、みんながエゴを剥き出しにし、遠慮なく本音をさらけ出すものではなく、一人ひとりが欲望を自制し、期待されている家庭の役割をこなすこと。そうすることで家族の「家庭以外の場所、家族以外の人間関係」における活動を支援する集団にする、「癒しの場」にする。』(本文より)


そういうことか。
 ( 友よ 読んでおります、ありがとう~~)



      Plätz2014-1
    お義母さんの新作 「このラインが2ユーロ、ここであと2ユーロなのよ」
    こらこら・・・・婆ちゃん、コストは公表せんといて・・・      
 


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         甘いものをたっぷり戴いて来ました。      


ねいちゃー系いやしこめでぃ

ザ・ペンギンズ from マダガスカル ペンギンズザ・ペンギンズ from マダガスカル
(2012/07/13)
Paramount


 最新版の映画の広告が無かったのでこの画像をお借りしました。

ドリームワークス社の「ざ・ぺんぎんずFromマダカスカル」
を子供と大人ら数人で観てきました。

知人の選択に、「え・・・これを観るの?」

ごめんなさい・・・こんなに笑える映画とは知りませんでした。
テレビを観ていないもので。(アニメや映画でシリーズ化しているとか?)


この映画から連想したのは、公平って何。不公平って誰の視点?
コメディーなので無理に解釈しなくていいんだけどね。(癖でして・・)
帰属の異なる者達の価値観の違いを「Ka○aii」で乗り越えるし、
○○が舞台だし、しっかり亜細亜人向け? なんて思いながら、
でもいつも楽しませてもらっています、正悪対決でないのがいい。
最初から最後まで大爆笑。アイディアが少しニヒルで大人も思わず笑う。
笑わせ力が半端無いのでおススメ。


懲りずにいつも書くけれど・・・
上映が終わり、皆が立ち去った後の惨状は「ここがドイツ?」と嘆きたくなる。 
ポップコーンがばら撒かれ、何か食べ散らかし、ゴミは放置、
ジュースをこぼしベッタベタになった観客席。    これもドイツ。


   0001d_20141215180912cd4.jpg
       縮こまる冬、息抜きの散歩道    これもドイツ

ドイツっ子のクリスマス読書

某教育番組で『読書』について語っていたので備忘メモ。結論は、情報処理、メディアリテラシー、想像力など使い道により本を手に取るのか、ネット検索するのか、各自選択すればよいという話。ただ脳の「智(知識)・意(意欲)・情(感情)」を満たすのは本でしょうという話。メディア情報処理課題はインプット・アウトプットの重要性からスループット(通過)の効率性へと移行しているそう。

「最近は読書する人が少ない」は杞憂か否かという元々の疑問を話し合っていました。私は子供の読書不足を心配しているけれど、それも絶対的な根拠がないものですからお勉強。


そう言えば、十数年前は欧州から日本へ行った事がある欧州人たちがよく「日本人ってよく本を読んでいるね」と話してたっけ。電車内で必ず本を広げている人がいたそう。スーツ族の少年漫画読みにも驚いてたな。今は電車スマホ?んまぁ・・ドイツ人は電車でタブレットと向かい合ってる人多いなぁ。ネットも発達していなかった時代に海外に出た私はあまりにひどい情報飢餓に仏独本でも手を出すようになったが、ネットも本も読み手・使い手の意識次第ってことか・・



子供には読んで欲しい『本』 ドイツ人のアイディアはスバラし~。
Advendkalenderbuchというものがありまして・・・・おススメです。
 
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                     ドイツの男児らに人気の本


息子へのプレゼント。本だけお願いします。という私の我侭を聞いてくれ、今年も義理妹から届いた、アドベンツ本。 アドベンツ本とは、紙が2枚くっついていて、毎朝自分で切り取らないと中身が読めない。12月1日から始めて2ページずつ、24日に一件落着する物語推理本。 (日本でもいつか流行るんだろうな。)




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   寒い冬は灯りを囲んで甘みと脂肪とチョコレート  (暖冬だってばー)


でもどうしても甘いプレゼントをしたい爺婆は、今年もやっぱりお菓子を送ってきた。本は高いらしい・・・夫の育った環境を思うと時々涙が出てくる・・・
 (夫の汚名返上世界の名作児童小説は私より読んでいる夫。図書館利用ですね。偉いぞ!夫!)


海の中の音

   
Tosende Stille: Eine Frau rudert ueber den Atlantik und findet sich selbstTosende Stille: Eine Frau rudert ueber den Atlantik und findet sich selbst
(2014/03/20)
Janice Jakait

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ラジオでこの本の宣伝を聴いて、気になったのは海中の騒音公害について。人間が油田を掘ったり、風電力のためのプロペラを海に建てたり、タンカーなどのエンジンの音は、鯨や魚には健康を害すほどのものである、音害、知らないことっていっぱいある。

さて・・・「冒険」 は好きですか。

この本は、ドイツ人の女性が、全く一人きりで、カヌーを漕いで、90日で大西洋を渡ったお話です。カヌー???耳を疑いましたが、一漕ぎの威力も、船の大きさも、キャビンの充実も、ハイテク並なボートと言ったほうがいいかもしれない。でも誰も付き添い無く一人で自力で渡りきった精神力、航海中の心の揺れなど読み応えがある。


夜中に静かな海に鳴り響く吠え声。どんなに不気味でどんなに人間の小ささを思い知らせるか。何度も走馬灯のように駆け巡る迷い、「なんでこんなことをするんだろう。やるかやめるか。生きるか死ぬか。」自問しながらもやり遂げた彼女。


冒険とか、挑戦とか ロマンだとかいうのかもしれないけれど、『生きていることをわざわざ難しい形で実感したい、限界に自分を追いこみたい』 こういうのって誰しも大なり小なりあるのかな。


     強い意志。


     これがこの本の核心だったかな。
    

子育てと結びつけてしまうけれど、意志の強い子供、精神的に頑丈な子供、柔軟にしなやかに折れにくい子を育てたいなと欲を出して思ったりしますが、元々の性格や、親子の相性など、いろいろ重なるとそんなに簡単なことじゃない。私だけの力じゃどうしようもないから、そんな時に冒険物語や伝記など読ませておいたらいいんだろうなぁ~。

ぽっぽやと色々つながりで男たち

「夫婦」の形を考えられる本 をつぶやいてみる。長いよ。

鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)
(2000/03/17)
浅田 次郎

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こんなにじわじわ泣ける読みものは久しぶりでした。映画化されたと風の噂で聞いたような位で、予備知識全く無く、短編集だという事も気づかず、ぽっぽやを読み終わって「みじかっ」とずっこけた・・・。なのに映画化されたのかぁ~観てみたい。

昔の男  乙松さん が主人公。 実父にしても祖父らにしても、昭和の人、こういう男だなぁ・・と思う。

家庭を顧みず、仕事一筋で、それが良かれと生きてきた終身雇用会社人間時代の人たち。苦労した子供時代だけに真面目と言うか、現役で倒れて亡くなることをカッコイイとした世代。

主人公の乙松さんは、娘が緊急で病院へという時も、妻と瀕死の娘を電車に乗せ見送り、亡骸を旗を振って迎え、いつも通りに定時まで働き奥さんの葬式も出ない。非難されると「ぽっぽやが泣くわけにいかんでしょ。」と言う。今の時代なら離婚ものだよぉ・・・あ現実に引き戻してごめんなさい。現代の女性ならば価値観の不一致で悩むかな、乙さんの奥さんも悩んだだろうけれどそこは書くわけないしな。

(太宰の男女同権に出てくるような駄目男とどちらがいいのか・・・ボソ)
私はこの駄目君の皮肉に「ざぶとん1枚」と思いました。女性も色々いる。


まあでも乙松さん、どれだけコミュニケーション能力が低いんだ。
と同時に、人間性で言うと、言葉を大切に使うとこうなるのかもしれない。

ネタバレだけれど、こんな繊細な心を持って、愚直な乙松さんの最期は、とても美しいのでした。読む人に乙松さんという人の人生がぐっと入ってくる。終わった人生なので何も言えない。言葉にならずに目頭がぐっと熱くなる。

私は、この文庫本を仕事帰りの電車の中で読み始めました。満員電車でした。やっと席に着いたら、滅多に聞かない「ダルフイッヒ(~してもいいですか)」で同席の許可を求めて顔を覗き込み若い紳士が微笑みました。それからは時々横を向いて微笑むのです。去り際には「よい一日を」と爽やかに微笑で会釈された。なんちゅーべったべたダンディ。

たびたび、ふっと現実に引き戻されながらこの本を読んだわけです。 
ドイツ鉄道の中で読む本ではなかったか。ま、ギャップがいいのかな。


そう言えば日本では草食男子とか言われるように、ドイツではソフティーとか言われる人たちがいる。いいんだけどね、私は人の好き嫌いは言わないのでね。ただ、女が男のように権威高圧的になるとか、男が女に似て見せるとかが男女平等って話ではないのになとは思う。男女それぞれがそのまんまの性質や姿でいられても平等でお互いに近づける方法がある ―コミュニケーションで― が、まだまだ闇の中なのかなぁ。(あ、もちろん政策もおっついてないけれど、細かく知りませんので勉強中。)んで日々の個々の暮らしがぴーぴーなわけですから、鉄道員を読んで乙松さんに手を合わせるくらいの時間があることを夫に感謝した次第です。なんだ その終わり方・・・ 


うさぎの母様、色々と渦巻いていた想い、こんな風に書いてみました。腑に落ちないこといっぱいあります。またいろいろ教えて下さいね。

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歌声マルチラングェッジ

 「アナと雪の女王」 日本は明日から公開なのですね。
 ドイツは2013クリスマスロードショーだった気がする。

 これ・・・ドイツでCDが売れまくっていると聞いています。
 なんと息子の男友達も聞き入ってる。息子もずっと歌ってる。
 歌が本当に素晴しいのでしょうか。

 私はドイツ人の声優さんで映画を観たので、そのイメージでしたが
 日本の声優さんたちの歌唱力にも驚いた。
 日本の芸能人を知らないもので・・・。
 
 こんなの発見。どのアナがいいですか?
 
  
 エルサは?
 
 




私はフランス・日本・ドイツ語、わかる言語だとしっくりくる。
わからない言語だと発声が耳に付くけれど 皆、歌が上手ですねー。
 
  
 
 
  

そーっと引き下がる

  カーニバル カーニバル  20140211_152711_20140216160337638.jpg

このシリーズで息子に一番面白かったのは、この巻だそうな。
  
アパトザウルスにまかせなさい (きょうりゅうがやってきた)アパトザウルスにまかせなさい (きょうりゅうがやってきた)
(1991/10)
舟崎 克彦


赤ちゃんに読む絵本、成長しながら読む絵本と大人の絵本とか・・それぞれの絵本作家の作風とか教育思想背景とか考えると深いんだろうけれど、日本語絵本が希少価値な私からすると出会った絵本はそれぞれ味があって面白い。

これは、度肝を抜かれたなー。絵にしろ台詞にしろ、舞台にしろアイディアにしろ。
私自身かしこまり過ぎた絵本は癒されるけれど退屈。ドキドキするものは
斬新で笑うけど胸がチクリと痛い。アラフォーの贅肉のついた脳で読んでるのかな。

9歳の息子は自分で読んでめっちゃ笑ってる。 
子供目線で読めなくなった私は、いろいろ考えてしまう。
肩こりならぬ脳こりをぐるぐるっとやられてほぐされた感じ。

子供が自由に夢見て 妄想する世界
私は入り込まずに、そーっと後ろへ引き下がる・・・


ばとう〇ん

 
  「スーホの白い馬」の絵本が日本から届き
  ページをひろげて息子とみているといろいろ思い出が・・・


  小2でしたか?国語の教科書に出ますよね。当時


   「スーホの白い馬」を全書写したら1ヶ月勉強免除してもいいけど~。

     冗談で言ったら

   「やったるわい

  白い馬が死ぬ箇所を書き写しながら 
  「矢が刺さったまんまだよ・・・ぶえ~~
  とかやりながら、数日で書き写した。

ここら辺で毎回泣けるのだ20140223_170037.jpg馬頭琴。


  以来、「ぼく、馬鹿だね~ 書き写す方が大変だったよ」

  と日本語勉強をまた始めた。  単純。
  
  そんな思い出のスーホの白い馬。
   

 

スーホの・・

 日本のお婆ちゃんから届いた・・20140221_080119.jpg


絵本で読むのは、うちには贅沢なこと。
かなり日本から送って贈っていただいたり、持ち込んではいるものの
とっても贅沢だとつくづく感謝してる。

でも子供って、同じ本や好きな本は百回繰り返しても飽きずに聞いてる。
身長差もなくなってきた9歳のデカイ息子を膝の上にのせて読んでる。
こんな至福もあと何年も続かないかな・・・。

スーホについては、私たち親子の馬鹿な思い出がある・・
「書き」たがらなかった息子についての話。
続きはまた明日・・

男の子読み物・独日

       20140217_081914.jpg
       今 息子のはまっている読み物、指輪物語。 
   ホッツエンプロッツは、1975年出版の本、明らかに母の強制
       

       20140217_081757.jpg
       これだけ両言語のバランスが違ってきたのがわかる。
       と言っても指輪物語は、ドイツでは中1から適学齢だから
       わかって読んでいるのか疑問。

    
頭の中はホビット世界 20140217_073855.jpg
            フロドの冒険する世界を作って遊んでる。
     
  この映画はまだ、観せたくないなあ・・。息子はよく悪夢を見るので。

  カスパールとゼッペルの冒険がいいじゃんーーー!!
  プロイスラーの作品は、今もドイツで芝居や子供劇としてよく扱われています。
    

    20140217_074658.jpg20140217_074709.jpg
    やっぱ男の子はジュールベルヌ・・・・とジャンプかーーっ
    ジュールベルヌの日本語の本もあるのに、読まないね~~~

いつのまにか大人の絵本

    20140102.jpg

 

息子が笑い転げて読んだ本。ネタはばらしません~~是非読んで下さい~

ぼくときどきぶた (あたらしい創作童話)ぼくときどきぶた (あたらしい創作童話)
(1987/09/26)
矢玉 四郎



あとがき「自分達だけの紙芝居をつくろう」作者:矢玉四郎さんの言葉

 もともとこどものものだった絵本なのに、いつのまにか大人のよろこぶ「良い絵本」が増えてきた。だが、紙芝居はこどもだけのものだ。なかには教育的配慮とかいってわざわざ面白くないようにしているひともいるが、面白くなければ見ている人が文句を言うから、やる人も勝手に面白いように喋ったりする。そこが紙芝居のいいところだ。自分勝手にやるところがいいのだ。
 自分達だけの「わるい紙芝居」をつくってみよう。何を書いてもいいんだ。(中略)
 紙芝居より、もっと面白いのは、自分の人生だ。主役は自分に決まっている。話を作るのも、やるのも、見るのも自分だ。どんな話を作るかな。自分だけの話を作ってやろう。おもしろいぞ。

(原文はひらがな表記・振り仮名でした、ここ用に漢字表記にしました。)


北欧からくる絵本に常識破りな話が多いよね。いたずらをする、ナンセンスなことをする、大人を引っ掻き回してそのまんまかいーなんて。国民性なんだろうか?育児観の違いなんだろうか?リンドグレーン女史だけじゃない。

例えば・・・・
Mama Muh baut ein BaumhausMama Muh baut ein Baumhaus
(1996/07)
Jujja Wieslander、Tomas Wieslander 他



『こどものための絵本』 か。 とんと忘れてたなァ。

字体が変わるだけで読めちゃう

読んでおきたい名作 小学4年読んでおきたい名作 小学4年
(2011/03/25)
川島 隆太



斉藤孝さんの本だと勘違いしてたら、川島さんだった。
斉藤さんの端折った名作集「いっきに・・」シリーズと
比較するのはいやらしいけれど、こちらが断然良い。


不思議なことに、

字体・フォントが、ちょうど子供に読みやすい。
こんなこと、今まで考えなかった。
「字間」のせいか、「やめられない止まらない」なのです。

ただし・・・
良く読書出来る子たちには、もう少し小さくても良いのだろうけれど、うちの子、バイリンガル、読書をとりあえずして欲しい、漢字は苦手な子にはちょうど良い。

我が子ながらでもこれが現実か・・。ドイツ語の本なら極小フォントでも一昔前の字体でも読めるけれど、日本語じゃ無理なのです。そうすると、一気に精神面と知識での差(ドイツ語で読める本と日本語で読める本)が出来てしまい、今後年齢相応の本が読めなくなり、すると自分の精神年齢に合わなくて、読書離れが進んでしまうので。とにかく読んで欲しいと思ってた。

おススメです!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

Blog自体、ずいぶんと横道にそれてしまいました。
子供のバイリンガル教育を主旨にして始めたのに。

今後は子供の事を中心にやっぱり書いていこうと・・言うのが抱負。
多文化他民族の狭間、も少し続けていこうかな。
やっぱ、横道それるのか・・


学校に行くことを考えるフィルム

学校への道のり Auf dem Weg zur Schule
        Sur le chemin de l'ecole 


12月5日からロードショーされているこのドキュメンタリーフィルム。
しばしば、放送局Arteで登下校シリーズ化して放映されていました。

学校に行く事、子供の日常 という点を、
こういう目線から見ると
自分の置かれている環境や住む社会が(普通なのか)どうなのか
考えるきっかけになるのではないかな。

パスカルプリッソン監督は、動物を撮る人だそうです。
アフリカで動物の撮影チャンスを伺っていると、現れる子ども達。
気になって聞くと登下校中の子供たち。
そこでこの企画を思いついたそう。

ケニアのジャクソン君、15キロの道のりを2時間かけて歩く。
毎日この道で良いのかどうか、動物達に出くわさないよう判断しながら。

インドのサミュエル君、4キロの登下校道を舗装されていない土や川を
車椅子で1時間かけて、弟達が押し、通う。

モロッコのツァヒーラ、22キロの山道を4時間かけて通う。
アルゼンチンのカリット君、18キロの道のりを馬に乗って妹と1時間半駆けていく。
生きた鶏を持参し、乾燥果物と交換してもらう。
食べ物をもらうために学校に通うという子もたくさんいる。

もっと自然を撮っているのはこちらのシリーズ

この道のり、毎日いってらっしゃーい って子供を送り出すのかa・・。

映画アナと雪の女王

邦題は「アナと雪の女王」、ドイツ語題は 「Eiskoenigin」 の映画観賞。
柔道クラブの子供クリスマス会。一応、専属逃げ腰通訳も招待された。


ネタバレの無い様に注意しながら書きます。
原作とは筋を追いながらも別のものになっていました、

原作の欧州キリスト教的なことよりも、
アメリカンな自分の中にある本当の自分、魂の域。
アンデルセンの童話がポップになってたかな・・という印象。
0歳からの年齢無制限の娯楽ですから。

スイッチを切り替えるのは、外界ではなく、自分。
困難に思えたことが、あるスイッチを入れることで見事に花開く。

あるスイッチ、そこに気づけるかどうか。

それは映画を観てのお楽しみ。


息子と「エルザはどうして〇〇できた?」
   「エルザはその時何を感じたんだろう?」

しっかり考えて、年齢なりに感じ取って
いつか、また自分で何かと繋げてくれたらいい。

おまけ・・・歌が好きな人必見。 

書く力を伸ばす本

読みは出来ても書きは大変。 これ、普通という慰めは聞くが・・。

息子を見てて、ただ心配でしたが、書く量と慣れでしょうか、真っ直ぐ書けてきたり、カッコ内に書けてきたり、原稿用紙というものに慣れてきたり。比べず焦らず休まず。

それでも難しい作文。  って私が出来ないから悩むのであります

読むだけで「書く力」が劇的に伸びる本―作文指導のプロが教える大人のための文章講座読むだけで「書く力」が劇的に伸びる本―作文指導のプロが教える大人のための文章講座
(2006/03)
芦永 奈雄



文章を書くためには、文章術を身につけなければならない。それさえ出来ればすらすら書けるようになる。そう思い込んでいる人はたくさんいます。

はい、思い込んでおりました・・・・

技術を学ばなくても文章は書けるようになります。書ける人と書けない人の違いはどこにあるのか?

その原因、つまり文章技術以外の部分がたくさん書かれてあります。
つまり「自ら書きたくなる」を教えてくれるこの本。

多くの人たちが「学ぶ」ということに関して思い違いをしています。「学ぶ」という行為は、与えられるものではありません。受身的な行為ではないのです。しかし、世の中、塾も学校も「与える」ことばかりです。学習範囲も宿題もカリキュラムも勉強の仕方も全て与えられる。子供のうちからそうだから、大人になっても同じ。

「学ぶ」とは「求める」ということ


はい、なのでドイツで子育てしたいのです。いや日独関係なく子供の意欲、やる気、書きたい、やりたいという気持ちのモチベーションをあげる。子供の成長、ここが何をするにも基本だとつくづく思う。ただドイツの学校や社会は「能動」無しでは厳しいので、やらざるを得ない強行システムが良いか悪いかは別問題で、身にはつく。

それでもハウツー本に頼る人、内容が知りたい人っ は~~い
・・・続きは明日。

バレンタインデーにサボテン

Ein Kaktus zum ValentinstagEin Kaktus zum Valentinstag
(2012/09)
Peter Schmidt



このペーターさん、自閉気味でアスペルガーを持ち、数学の才能が著しく秀でている方。これは自叙伝。40年前この方の才能や障害を見出した教師が彼に合った教育を施し今に至っている。就職、結婚もし、二児の父親。

小さい頃、教室にいて学ぶということの意味がわからなかったペーターさんは、作文などが特に不得手で、当時全く言葉に出来なかったと振り返っています。人の気持ちや感情という面で理解が当時出来なかったそうです。

題名の「バレンタインデーにサボテン」というのは、奥様に贈られたもの。相手に良かれと思ったものが長持ちするとか水をあげる手間が少ないという観点からのサボテンであったというところから。

子育てに関しても、子供はきちんとしていない生き物だ、ということがわからずかなり最初は苦労したものの、自分には無理だとわかり、奥様に躾は任せたそう。自分がいる時は「きちんとする」を守ってもらったそう。

突然のことや、予期せぬ出来事に弱い彼。キャンピングに行くと何時間でも自分のお気に入りの場所を求めて探し回ったり、そういう時に限って渋滞などに巻き込まれ、家族はいつも数パターンの選択肢を用意して出かけるそう。でなければ自分の殻に閉じこもったり、感情をコントロールできなくなったり。苦労話を面白可笑しく書いている。

そうは言っても、子供たちは立派に成長し、自分も会社でよいポジションにつくなど、社会の理解を伺わせる温かい話も沢山。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
40年前から社会の理解があったのか。社会にアスペルガーや自閉症の理解があるのと無いのとでは、ずいぶん人間関係や環境が違ってくると思う。でも誰が普通で誰が普通でないかとよく考えるんだけれど、自分だって普通じゃないなと思う今日この頃。普通こそ無いのかも。

絵本・けんぽうのおはなし

「けんぽう」のおはなし「けんぽう」のおはなし
(2011/04/08)
武田 美穂



これはすごい絵本。井上ひさしさんの話を元に描かれている。
小学校中・高学年用から大人まで読んで話し合いたい。
最初の呼びかけ、「あなたは国を選べるのですよ。日本を選んでいるのですよ」

うちの子には複雑なんですね。ドイツに住んでいる日本人。
日本に住むことを後で選ぶかもしれない日本人。
そして、ドイツ人でもあるわけで・・。


闘わずしてお互いの自由を守る方法。
防衛に力を入れて自国を守るという方法が強く求められ、最新武器、無人武器開発競争が繰り広げられて、実は危険になっている。
日本がやってきたのは世界の人々の役に立つことをしてあげて、信頼で勝ち取る防衛力。大切な人は傷つけない・・という人間の尊厳を信じる力。それが日本の憲法。「個人を尊重する」憲法。


 どんなもめごとでも、
ことばのかぎりをつくせばしずまると、
わたしはしんじています。」井上ひさしさんの言葉。


井上ひさしさんの活動、素晴しかったのだなァ。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ドイツではまたNPD党を解散へと持ち込む、違憲か否か、禁止か否かが大ニュースになっています。

ここまで至る背景には、NSU関連、東西ドイツ統一、政党としての活動などのここでは挙げ切れない様々なことがあるけれど、外国人排斥な思想が攻撃的になると、みなの税金でやっていいことと悪いことの区別がついていないと批判されても仕方が無い。この間は選挙ポスターでさえ、人種差別用語が使われてあり、興ざめした。

私自身外国人になって初めてわかった、少数派という怖さ。人種差別を受ける辛さ。でも、少数派が多数になりつつあるトルコ系移民の姿にも失望はする。自分と違う人の声を聞く耳が持てない限り「話し合い」と思っている話し合いは、ただの談合にしかすぎないと身をもって感じる。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
憲法は、国や政府が守らなければならないきまりなんです。国を治める人たちが好き勝手をしないように私たち国民が憲法という決まりを作って歯止めをかけているのです。(絵本より)

・つなぎ・・はだしのゲン私雑感3

ありがとう!! はだしのゲンの図書館閲覧規制について
いろいろとコメントをいただきました。
賛否両論・異論反論とってもありがたいです。

あの、抜粋させて書き抜かせていただいてもよろしいでしょうか~
ってここで許可を勝手に請う。

現場の声もいただきました。メディアや情報から全ては知れないと学べました。
これ、在外の日本人としても、一親としても聞きたいよね。
(もちろん書ける範囲の情報、今の子の傾向等のみですが)

日曜日くらいになっちゃうけれど、つづきを書きます~。

今日は猫ちゃんの 避妊手術後の検診と抜糸やら、小学校の集まりやら
なんやらありまして、時間が無いので取り急ぎお礼までありがとう。

はだしのゲン とは関係無いのですが、コメントから思ったこと、

欧米の未成年への過激・暴力的な本、描写、映画、ゲームの考えって、専門家から見る「情操教育」視点?
日本人、例えば少年法のように、「更生の余地あり」「伸び幅の期待度」の視点で見る情操教育とは違うんだなあ。

人間を善とみているか悪とみているか そもそも大きく違うのか・・


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太陽が大好き、子供も大好き、のんびり暮らしています。

Nana ナナ

Author:Nana ナナ
「ドイツ永住予定日本人」こんな新種を発見された方、是非ここで遊んでってくださいな♪カテゴリーをご覧下さい。貴方の興味のある事柄が見つかるかも。☆☆☆☆☆☆☆

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