競技スポーツ指導・子供への歪み

スポーツは「良い子」を育てるか (生活人新書)スポーツは「良い子」を育てるか (生活人新書)
(2004/06/11)
永井 洋一

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以前友人が貸してくれたこの本、やっと昨日から読み始めた。
(こあちゃん・・やっとページを開きました。)

「はじめに」より
少年期にスポーツをどのように与えるべきか、という大切な命題をすっかり忘れてしまっている監督・コーチ、そして親が多いのです。その結果私から見ればスポーツに深く関わることが成長発達に好ましい影響を与えるどころか、かえってスポーツをすることが少年の人格を歪めてしまうのではと心配される現象も増えています。

これ・・本当に子育て中の私には身のつまされる思いです。そしてスポーツだけじゃない、子供のありとあらゆることがこうなっていると思う。

この本より少しだけ抜き出してみた。以下 緑色の太字は本書より抜粋。

優勝劣敗信仰から生まれる歪んだ人間性。
親やコーチの大人目線(子供が敏感に感じ取る大人の勝敗損得勘定)は、言葉に出さなくても表情や態度で子供に伝わる。すると子供も子供同士でそういう視点で物事をみていく。弱い者の排除。見下し、終いにはずるをしても勝ちたいと本気で思う。

「耐えろ」という指導者から離れなさい。
指導力不足の露呈。細かい個別指導、達成できる努力や練習法を教えてくれず、耐えろという指導では、子供のやる気、モチベーションを損なわせ、子供にとって害でしかない。

結果(勝敗)よりも過程
日本人の元来の感性、正々堂々と勝負する、卑怯な真似をして勝つことに意味が無いと思っていたけれど、卑怯でも勝てば良くなっている現状。

自尊心不安定な子供の下方比較
自分より劣ったものを見つけていじめる心理。

スポーツバカという社会不適応者になるな
大人の命令に服従してきた脳には社会性や共感力が不足してくる。礼儀はグループ内だけ。従順な子供は練習場面で大人には都合が良い、自立心の希薄な子が扱いやすい問題。


私には学校問題や留年問題と重なった。学校も同じ。まだこういう指導者から親子で逃げられるドイツだけれど、でも同じことも多い。そしてどうして親がこうも必死に子供を調教するのかがわからない・・・でも私も息子にこうしているのかなとツンツン自分を突いてる。

子供が成長の過程でトライアル・アンド・エラーを経験し、自分を知り、自分をコントロールする術を身につけていかなければなりません。(中略)これからは「選択のアイデンティティ」が求められる時代です。自分の頭で考えて判断を下していく力を育てる必要があるのです。

スポーツはもともとラテン語で「気晴らし」「戯れ」という意味。人は「自分でやった」という自己原因性が実感出来る事で「自分は出来るのだ」というコンピテンスを得ることができる。

以降実践できる知識や指導法が書いてあります。

指導力 という視点からすると、スポーツだけでなく学校生活・塾・勉強・習い事全てに共通している。なぜ「個」を失くす調教をするのか。そして親はどうしてそこまでして「やらせる」のか、子供はどうして自分からやろうと思えなくなっているのか・・・途中まで読んでいる「反教育論(泉谷閑示著)」と共通していることが多い。


怖いことだなぁ・・・・
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太陽が大好き、子供も大好き、のんびり暮らしています。

Nana ナナ

Author:Nana ナナ
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