ぽっぽやと色々つながりで男たち

「夫婦」の形を考えられる本 をつぶやいてみる。長いよ。

鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)
(2000/03/17)
浅田 次郎

商品詳細を見る


こんなにじわじわ泣ける読みものは久しぶりでした。映画化されたと風の噂で聞いたような位で、予備知識全く無く、短編集だという事も気づかず、ぽっぽやを読み終わって「みじかっ」とずっこけた・・・。なのに映画化されたのかぁ~観てみたい。

昔の男  乙松さん が主人公。 実父にしても祖父らにしても、昭和の人、こういう男だなぁ・・と思う。

家庭を顧みず、仕事一筋で、それが良かれと生きてきた終身雇用会社人間時代の人たち。苦労した子供時代だけに真面目と言うか、現役で倒れて亡くなることをカッコイイとした世代。

主人公の乙松さんは、娘が緊急で病院へという時も、妻と瀕死の娘を電車に乗せ見送り、亡骸を旗を振って迎え、いつも通りに定時まで働き奥さんの葬式も出ない。非難されると「ぽっぽやが泣くわけにいかんでしょ。」と言う。今の時代なら離婚ものだよぉ・・・あ現実に引き戻してごめんなさい。現代の女性ならば価値観の不一致で悩むかな、乙さんの奥さんも悩んだだろうけれどそこは書くわけないしな。

(太宰の男女同権に出てくるような駄目男とどちらがいいのか・・・ボソ)
私はこの駄目君の皮肉に「ざぶとん1枚」と思いました。女性も色々いる。


まあでも乙松さん、どれだけコミュニケーション能力が低いんだ。
と同時に、人間性で言うと、言葉を大切に使うとこうなるのかもしれない。

ネタバレだけれど、こんな繊細な心を持って、愚直な乙松さんの最期は、とても美しいのでした。読む人に乙松さんという人の人生がぐっと入ってくる。終わった人生なので何も言えない。言葉にならずに目頭がぐっと熱くなる。

私は、この文庫本を仕事帰りの電車の中で読み始めました。満員電車でした。やっと席に着いたら、滅多に聞かない「ダルフイッヒ(~してもいいですか)」で同席の許可を求めて顔を覗き込み若い紳士が微笑みました。それからは時々横を向いて微笑むのです。去り際には「よい一日を」と爽やかに微笑で会釈された。なんちゅーべったべたダンディ。

たびたび、ふっと現実に引き戻されながらこの本を読んだわけです。 
ドイツ鉄道の中で読む本ではなかったか。ま、ギャップがいいのかな。


そう言えば日本では草食男子とか言われるように、ドイツではソフティーとか言われる人たちがいる。いいんだけどね、私は人の好き嫌いは言わないのでね。ただ、女が男のように権威高圧的になるとか、男が女に似て見せるとかが男女平等って話ではないのになとは思う。男女それぞれがそのまんまの性質や姿でいられても平等でお互いに近づける方法がある ―コミュニケーションで― が、まだまだ闇の中なのかなぁ。(あ、もちろん政策もおっついてないけれど、細かく知りませんので勉強中。)んで日々の個々の暮らしがぴーぴーなわけですから、鉄道員を読んで乙松さんに手を合わせるくらいの時間があることを夫に感謝した次第です。なんだ その終わり方・・・ 


うさぎの母様、色々と渦巻いていた想い、こんな風に書いてみました。腑に落ちないこといっぱいあります。またいろいろ教えて下さいね。

bIMG_1554.jpg
関連記事
スポンサーサイト
sidetitleプロフィールsidetitle
太陽が大好き、子供も大好き、のんびり暮らしています。

Nana ナナ

Author:Nana ナナ
「ドイツ永住予定日本人」こんな新種を発見された方、是非ここで遊んでってくださいな♪カテゴリーをご覧下さい。貴方の興味のある事柄が見つかるかも。☆☆☆☆☆☆☆

sidetitleフォトギャラリーsidetitle
sidetitleカテゴリsidetitle
sidetitle最新記事sidetitle
sidetitleご訪問ありがとう!sidetitle
sidetitleRSSリンクの表示sidetitle
sidetitleブロとも一覧sidetitle
sidetitleカテゴリーsidetitle
sidetitleダジャレ図鑑sidetitle
sidetitle検索フォームsidetitle
sidetitleリンクsidetitle
sidetitleブロとも申請フォームsidetitle

この人とブロともになる

sidetitleFC2ブログランキングsidetitle
ここをポチっとおねがいします!

FC2Blog Ranking

sidetitleQRコードsidetitle
QR