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語る側のボタンのかけちがい2―パリのテロ

映画「Der Medicus」は、イブン・スィーナーという偉大な師に英孤児が医学を教わり帰郷してそれを伝えるという話。

シルクロードを基準にすると果ての地イギリス、の孤児が主人公で、人の死を予知できる能力を持っている。中世のバーデ(独バードマイスターと言えば、プールの監視員という意味ですが、病気関係の監視員=「医者」という意味で、バード/デと呼ばれていたそう。)に育てられ、治療の未熟さで救える患者も救えないこと(特に母親のこと)を始終考え、自分の特殊能力と医療知識向上のため、人づてに聞いたイスファハーンの世界一の医学の師の元まで旅をする。道中の砂漠で出会う女性(原作では違う)、ユダヤ教に改宗すると見せかけたり、医学生の友人や、シャーとの友情、他部族の襲来など・・・波乱万丈人生が濃い物語になっていて感慨深い。


義母が「映画は原作よりも暴力的な描写が多くて若者向きなのかしら」と。ドラマ仕立てにするにはバイオレンスが必要なのか、中世の悲惨さはこうだったのか。映画は万人に好まれるように山場もいくつかあった。原作は旅が長いからと夫。


ここ暮らしで気になる・・・時代考証不足や自己価値観で世界を語る癖、米人作家だけれど独映画監督にも。悪者=野蛮=ダーク色。十字軍の遠征、開拓時代・・・語る側のボタンの掛け違い(偏見・他文化不理解)で、今の対「異」への排他的社会の歴史を繰り返しているのかもしれない。(ここにこだわるのも、また、私の偏見かもしれないけれど。)見る立場の生きている状況によっては「嫌悪」も生まれる映画かもしれない。ダーク色(悪者)にされる人たちに心の余裕が無い時誤解が生じてくる。


年末にここまで書いて放置していました、その後パリの事件が起きました。ここの辺りが西欧諸国とアラブ諸国のボタンの掛け違いで、また映画でも垣間見られた、西欧諸国の何と言うか世界の見方、表現の仕方の思いやりの無さ。表現の自由や倫理よりもどうにも生活に窮している人たちがいることを想像する力の無さ、配慮不足のために起きる衝突。痛ましくおぞましいテロ行為に対しては淡々と書きたくないけれど。


ドイツからイスラム国へ志願したり、欧州でテロを起こそうとする人たちは、自分の育った環境で傷つき、純粋に、この価値観の違いと闘ってしまっている。暴力と言う手段に出るのは間違いだけれど、それも欧州の上から見下ろす常識への抵抗の形。イスラム国に利用されてはいけないよ、とどうして同じ言語を話す隣人同士で助けないのか・・。共生のまだまだ難しい所なのか。

イスラム圏の人たちと比較的摩擦無く親しむことが出来るアジア人は、闘ってはいけないですね・・・。集団的自衛権?日本人に出来ることはそれじゃないのに・・・・

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Nana ナナ

Author:Nana ナナ
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