ずんで/げんざい


個人的に気にしている事件の裁判が始まりました。数ヶ月前、夜中に若者同士のいざこざ絡みがあり、それを無関係の女子大生が仲裁、その後偶然若者の一人と女子大生が出くわし、少年が女子大生を殴って脳死させた。

今日途中から聞き出したラジオ番組である刑事裁判の弁護士がこの件で吠えていました。「裁判所は人に話をさせるところであり、悪者を吊るし上げるところではない!」

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  友人「薪にする木を購入したよ」って、こんなにィーー?驚いた

うーん。私には裁判云々なんてわかりませんが、氏の主張はこう。
「モンスターという語彙は、噂話レベル。メディアで使用してはならない。」
「『悪い人間はいる』がゆえに、立法は尊重すべき機関。」
「立法は白黒ではなく、グレーゾーンを研究すべき。」
「私が明らかな罪人を弁護するのは、罪人が罪を自覚するところからしか刑罰が実行されないから。そしてそれには本人の裁判参加が重要だから。彼らにも語る権利があることを理解して欲しい。」
「唯一ナチは弁護しません。」
(彼の主張。)


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公判の様子のニュースを聞くと、この少年は「殺す気なんてなかった。」と語ったそうです。遺族側は「全く反省していない。」と激昂。事件以来感情のやり取りをメディアは書きたて、「天使と悪魔」のような報道にしています。そうでない紙も多いけれど。

こういう過程をやめて欲しい、との弁護士の熱弁でした。
法廷でも善人悪人という影響が出る懸念を語っていました。
「Boese 悪者」 「モンスター」 とよばれる人たち
そんな報道に飛びつく野次心理を利用しているのでしょうが
「更正」を考えると、もう少し何とかならないかということなのでしょう。

ドイツの俳優さんで、刑務所の医者をされているJoe Bausch氏が、今の更正システムでは難しいということをおっしゃられています。受刑者中半分が重度の心身疾患を抱えていてそれは国民の5%にもあたる。氏の本「Knast」では、犯罪者の心理や刑務所・政策・更正プログラムなどについて言及されています。(犯罪者の)性質は50~70%が遺伝であると語り批判を受けています。彼自身はこれに「学者の信じたい数字を出せば納得するのだろうけれど、刑務所の現実は違う。そして大幅な改革が必要。」と。

個人的に気になったのは、前出の弁護士の言う「悪い人はいる。」という根底のところ。一般にいわれていて、本当はどういうことかわからない原罪とか性悪説とか、ドイツでしょっちゅう聞く戦後の学習。毎日ひっかかるここの暮らしで、たぶん、ここら辺がまだ自分の困惑なのかもしれない。

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Nana ナナ

Author:Nana ナナ
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