あうふざっつ
作文がテストになり採点されるなんて、日本の学校の授業ではなかなか考えられない。今では日本でも学校によっては取り入れられている授業なのかもしれないけれど、そんなの私の世代ではなかった。小論文指導ではなく、作文です。
息子の小学校教師は作文指導をしてくれたので、ドイツでも一般的なのかと思いきや、他の学校や教師によってはそこまでやっていないという話。子どものクラスメイトの親達と話していると、実に色んな取り組みをバラバラにしているのがわかる。指導要領ってあるよねェ?!
実際の取り組みとは、例えば、こんな感じでした。
書き方 を技術・テクとして教えてくれたか。具体的には下記に。
書く量の多さ に抵抗がないようにしてくれたか。
(息子の小4時に、3時間作文テストがあった。文字通り、3時間書く。)
添削の赤 に慣れさせてくれたかどうか。(返却されると真っ赤。)
フランスケーキが恋しい

最近、息子の6年生クラスは「物語の展開と終わり」がテーマでした。
最初が提示され、それを盛り上げ、ハッピーエンドで終わらせるという課題。
技術面は、5・6年生辺りでは文頭を違う言葉にする、つなぎ言葉の使い方、形容詞で登場人物の描写などを習ったようです。 面白いのが、物語はPraeteritum過去形で書くのですが、山場でたった1回だけ動詞を現在形にするチャンスがあるそうです。そうすると時空のねじれがその瞬間に現われクライマックスが際立つそう。 と、こういう感じで教わるのです。習ったことを忘れなければ書けるとしても、案外難しいのが、筋を外さないこと。「大凡の話」にコンパクトにまとめることは頭の整理整頓の得手不得手が見える。
ドイツ国語の先生に「ドイツの作文指導はすごい!私も勉強してます~」とべた褒めしていると、先生いわく「これをすると、型にはまりすぎてダイナミックさに欠けるところが難点よねぇ・・・」と。想像力や個性の指導不足と指摘。
そっか・・・・ 隣の芝生はよく見えるのかもしれない。
ストーリーを考えること、これは技術とは違うので指導は難しいらしい。工藤氏の「コボちゃん作文」でよく思うのですが、その子の中に客観思考や社会常識や観察力がなければ、だいたい「こうなるだろう」「こうなればこうくる」「これがオチ」という見通しがつかない。こればっかりは本人の経験と勘が頼り。
多読乱読 も必要なのか・・・。 本を読みなさい~、うちの子!
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