あるむっと/貧困

「貧乏から貧困に転落してしまう人には、3つの無縁(家族との無縁、地域との無縁、制度との無援)と3つの障害(知的障害、発達障害、精神障害)という共通点がある」という記事を書かれた鈴木大介氏。同感なので、次の記事をご紹介します。下をクリック

貧困の多くは「脳のトラブル」に起因している 「見えない苦しみ」ほど過酷なものはない
(東洋経済新報社より)
 心って何だろう・・ IMG_5205.jpg

記事より・・・

脳梗塞によって軽い高次脳機能障害となってしまった僕は、買い物先のレジでの支払いができなくなってしまった。

高次脳機能障害とは、脳細胞が外的ダメージや虚血(血流が悪くなること)によって壊死してしまった結果から起きる障害で、身体のマヒなどとは別に、知覚、記憶、学習、思考、判断などの認知や情動などにトラブルが起きることを言う。

・・・・(内容をずいぶんと省略しております、原文をお読みください)・・・・・

ようやくわかった。見えない心の痛みというものが、これほどまでに具体的で、外傷などと同様に、もしくはそれ以上の痛みを人にもたらすものだということを、僕は自身が病気になるまでまったく想像できなかったのだ。

懺悔は尽きぬ。けれどここで書きたいのは、「過酷な経験は人の脳を壊す」「貧困もまた脳を壊す」「壊れた結果、人は貧困から抜け出せなくなる」という確信だ。

…中略・・・・

例えば、毎日、将来の不安におびえ、各種支払いに追い込まれ、強いプレッシャーとストレスの下にさらされた結果、脳の機能、特に認知面などに大きなトラブルを抱えてしまうからなのではないか。


これだけでも衝撃的で納得です、。障害の捉え方を早合点して誤解してはいけないし、共通点ということは正直よくわからないのだけれど、生存権と関連付けた思想なのでとても参考になります。

脳のトラブルというのは認知のゆがみでしょうか 著者鈴木氏は、様々な例であげています。こんな苦しさがあるなんて、という気づきを書くことが勇気があり素晴らしいなと思いますし、実際の取材やご自身の体験から交差したことなので触感・実感伝わる記事なのですよね。というのは、ドイツ暮らしで日ごろ考えあぐねることに重なるからです。外国暮らしで陥ることに類似しています。

例えば、ココ。
人に何かを合理的に説明しようとしても、何から話せばいいのかの順序が立てられず、声が出ない。出ない声にまごまごしているうちに、相手に言葉をかぶせられて、焦りといらだちと情けなさと悲しさがごっちゃになった、もう意味のわからないパニックになってしまう。


移民、難民など住んでいる言語を完全体得していない者には、毎日がこうなので、自信喪失・意欲減退、なんて落ち込んでいる暇もなく生活していかなければならず、だけれども相談しようにもそちらへ足は向かず、国の福祉保障や医療制度を受けることからも無縁になり、助け合うべき家族も同じなので機能しない。慣習も違い、普段の言葉(常識)が通じないので近隣とも縁なく孤立してしまう。異種コミュニティーを作られることを厭うドイツ人社会との軋轢も生まれる。

見えない苦しみほど過酷なものはない ということを制度に繋げることは、今後の課題なのでしょうね。そこを比較的健常に暮らしている者・弱者から見れば対立した強者が理解しなければいけないのだけれど、強者は強者でストレスと闘っていますし、みんないっぱいいっぱい。

現実に目に見える問題となるのは、ここからで、その結果、ストレスのある者同士がいがみ合う。そして力の強いものから弱い者へと報復が移行する。短絡的には言えないけれど普通に、虐めの構造と同じですよね・・。

極端な例ではミュンヘンの少年の無差別殺人銃乱射のように、イラン系ドイツ人少年は、ムスリム系の少年少女を狙い撃ちした。息子の虐めに気づかなかったというこの少年の両親は、毎日殺人の脅しの電話に怯えているらしい(ドイツ人遺族だったらどう対応したのかと考えてしまう。)。ヴルツブルグへの列車内の中で狙われたのは香港からの旅行者たち。弱い女・子供、比較的体格の小さなアジア人の方へ斧を向けた犯人の少年の心の弱さが見えてきます。

制度や規制が遅れていることはわかってはいるけれども、心の問題は、解決にはもっともっと何世代も時間のかかるものだと思います。そうしている間に新たなことが起きる毎日です。こう思うとドイツの難民政策は壮大な楽観思想の元に棘の道を歩むんだなとぼんやり思います。エルドガン大統領に対してデモを行うトルコ系移民のニュースにも驚くが、現状を持って失敗だの成功だの語れない政策なのですね。こうして私がつぶやいてどうなるのかと思うけれども、言いたいことは、ただ、ただ平穏な毎日に感謝するしかないなぁ(・・・でもなかなか出来ないなぁ・・・)ということなのかな。
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Nana ナナ

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